多重債務者の救済

多重債務者とは、莫大の債務を抱えている債務者や複数の金融機関で幾つもの債務を抱えている債務者のことを言います。以前はサラ金業者が乱立していた時代においてグレーゾーン金利の適用もあり、高額な利息で雪だるま式に債務が膨れ上がっていた現実がありました。しかも平成7年当時は、約4万人だった自己破産件数が、平成15年には約24万人と増加したこともあり、多重債務者を救済するため国を挙げて、それに向けての対策を行なう必要性も起きたのです。その結果、平成18年に貸金規制法の一部改正が行なわれたのは最近です。その改正では、グレーゾーン金利の廃止、貸金業者の取締の強化と新たに貸付における総量規制が設けられました。一方、多重債務者を法的に救済する方法としては、主に4つの手段があります。まず任意整理、特定調停、民事再生、破産の4つです。任意整理は、裁判所を通さずに弁護士等の法律の専門化が債権者と交渉して債務整理を行なう方法です。特定調停は、債務者の申立によって裁判所が金融業者と話し合いを行なって調整する方法です。民事再生も裁判所が金融業者の間に入り調整を行い、債務者の再生を図ります。破産は自己破産といわれ、債務者の財産があればそれを金融会社に分配して、免責手続きを得れば債務の弁済を免れるものです。これらの法的手続きが速やかに取れるように政府も対策本部を立ち上げ、相談窓口の拡充を図っています。

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